エッセンシャル思考を読んだ

essentialism.001

会社の先輩が「これいいよ」と貸してくれたので読んでみました。
シリコンバレーとかで活躍してる有名なコンサルの人が書いた本だそうです。

今回、内容の中でとても「そうだなぁ〜〜」としみじみ思う事があったので、感想文POSTです。

全体の内容としては、コレとは別に有名な「減らす技術」にとても似ていると思います。

減らす技術もちょうど去年読んだのですが、どちらかというとこの減らす技術よりも
「なぜ無駄な事をなくして、本質的な事をするのが良いのか?」
という原理を追求している本だと思いました。

減らす技術の方はどちらかというと、応用編みたいに
「朝から寝るまでの間、こういう習慣を付けて行動せよ」
という具体例がふんだんに多かった。

どちらも良い本で、特に自分の場合プライベートでいつも「あれもやりたい、これもやりたい」 となんでも手を出してしまうので、改めて「では具体的に何が本質的に必要で、何をしていけばいいのか?」という戒めにもなりました。

目標について、かなり明確を「完全に明確」にする

この本で、しみじみ感じたのは目標の明確さが仕事に大きく影響を及ぼす以下の部分でした。

p153
会社の経営だけでなく、個人のキャリアについても同じことが言える。
完全な明確にこだわるのは、仕事の結果に直結するから。
会社の目的やメンバーの役割が明確でない場合、社員は混乱し、ストレスを抱え込む。
逆に目的がきわめて明確になっている場合、社員はどんどん成果を上げる。

これは実際に自分でも経験した事があって、組織としての目標が何なのかイマイチ分からない中でのMTGや会議はカオスでした。
また、明確な目的が設定されていない場合、どういった弊害があるか? についても明記されています。

1:社内政治が蔓延する

仕事のゴールが見えず、どうすれば勝てるかわからないので、「上司の歓心を買う」という不毛なゲームに逃げんこんでしまう。

2:何でも屋になる

会社の明確な方向性が見えないので、それぞれ目先の利益のために行動するようになる。
個人レベルでは本当に重要な仕事をしているのかもしれない。だが各自が別々の方向に進んでいたらチーム全体としてどこにも辿りつけない。

これも、時期によっては発生している組織やチームを見た経験があると思います。
ただ、逆に「完全に明確な目標が誰も設定できない場合は本当にもう詰みなのか?」という疑問は残ります。

しかしながら長期的に見ても詰む可能性が高いというのがこの本の主張でした。
それは昔からも言われてきたそうで、19世紀初頭の哲学者の言葉が掲載されています。

「人と国を滅ぼすのは、作業としての仕事である。すなわち、自分の主目的を離れ、あちらこちらに手をだすことである」
ラルフ・ワルド・エマーソン(思想家)

よく問題視される会議多すぎ説もこれの弊害では?

ちょうど時を同じくして全く同じ先輩から先週の日経ビジネスも、
「これいいよ」
と渡されて読んだのですが、日本の企業の意思決定遅すぎDis特集でした。
日経ビジネス5月6日号「特集:強い会社には会議がない 即断即決の極意」

この中では、現状うまくいっていて好調な企業の社長たちの意思決定のプロセスなどが紹介されています。
その後、日本企業の会議はいまだ長い という事で、会議が減らない7の原因という項目がありました。
そのうちの2番と3番
②決定権が曖昧
③会議のやり方が悪い
という項目があり、どちらも陥りやすいが非常に気持ちも分かるところでもあります。

しかしながら、「とにかく会議の目的が明確でなく、開くこと自体が目的になっている」と指摘されるような事象は、今回読んだエッセンシャル思考でいうところの
本質的な目標が完全明確になっていないからなのでは?
とも思えたりしました。
目的が明確で、かつ社員に共有されている場合は普通に考えて、誰が意思決定すべきか、どのタイミングでどういった会議を開くべきか は言わずとも社員が認識するんじゃないかなと。

とはいえ、完全に明確な目標設定がなされている組織で働いた(?)かは自分でも自信がなく、まだまだ勉強の日々だなと感じます。

仕事でも私生活でも常に何に向かっているのか?は意識していきたいと感じました。

ちなみに「禁煙をして一生煙草すわない」という完全に明確な目標を設定しても、過去に100回以上失敗した経験があるので、
明確さと効果はケースバイケースの模様です

おわり。

 

2016-05-11 | Posted in 読書感想文No Comments » 


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